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2009年 09月 09日

財務官僚による英国財務相レポート

こういうレポートが出回っているとは露知らず。

日経オンライン: 財務官僚が読みふける「英国リポート」

英国財務省について(最終報告)

中央官庁の官僚が他国との人事交流を10年前からやっているとは知りませんでした。
10年前の大臣官房は、、、武藤敏郎あたりかその前後でしょうけれど、先見の明あり。

国家戦略局長として管が中心になるはずの改革。
パフォーマンスじゃなく実態を伴うためには、副大臣クラスが文書課や総務課を介さずに現課と直接の接点を持てるか、そして長期的には360度人事評価を導入できるか、が一つのポイントじゃないかと思いました。ちょっと青さを感じる部分もありましたが。。。

だが、、、情報と人事のコントロールこそ役所内での支配の源泉なんだろうから、マジで切り込むのは大変だろうな。

ともあれ、役所のことのみならず英国事情についてもとても勉強になりました。
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by guranobi | 2009-09-09 22:08 | 日本経済
2009年 09月 02日

民主党・・・

僕の友人も見事に国会議員様になりました。まことに風(風邪?)というのは恐ろしい。。。
選挙の数日前にじっくり話をする機会があったんですが、、、なんで政治家っちゅうのは財政の話ばかりなんだろう?
彼も経済学部なのでマンデル・フレミングも知っているし、変動相場制のもとでの金融政策の重要性も知っている、と言っているが、、、それでも財政の話ばかり。ラッファーカーブで減税上等とかw

僕が彼に言ったことは、、、

デフレ脱却無くして名目GDPの回復はないし、税収も伸びない。
小泉改革とは、デフレ下で生じた税収不足・財政赤字をなんとかするために、支出削減と税外負担を国民に強いるものだった。そのツケを今、自民党は払っている。民主党に政権が代わっても、デフレを脱却せずして財政政策をいじるだけならば、野村総研が言うとおりにネットの効果はほとんどないか、あるとしてもごく短期的な効果に終わり、90年代前半と同様に巨額の赤字体質を作り上げるだけだ。
金融政策の重要性、デフレ脱却の重要性を軽視するならば、民主党は4年後に国民に見放されて自民党と同じ目にあうだろう。不幸なのは国民だ。
デフレを有権者に実感してもらうのが難しいならば、「賃金は増えているか、減っているか」を聞いてみればいい。賃金も名目値だ。生産性が伸びているなかで、名目値である賃金が減っているならば、それは立派なデフレの現象だ。所得の官民格差が拡大して公務員の待遇への不満が高まっているのも、民間の賃金は景況感を反映しやすいのに対して、公務員の賃金は民間ほどには変化しないからだ。賃金の下落が一般的になっているのでデフレでも経済不均衡の調整が行いやすいという(須田の)考えは机上の空論であって、実際にはデフレでいたるところに不均衡がたまっている。派遣の問題も、デフレ下では雇用コストの調整が難しくなっているために可変的な労働が必要とされているという側面があるはずだ。派遣雇用というバッファーがなくなれば、企業は雇用コストの調整が難しくなり、日本での生産活動に大きな支障を感じるだろう。
だいたい、賃金が増えないのに未来に希望を持てるか?デフレだから実質所得が増えてラッキー、なんて考えるほどに人間は合理的思考をするもんじゃない。民主党政権ならば、なおさら公務員給与に踏み込んでいくのは難しいだろう。デフレを脱却すれば、官民格差も5年ほどかけて自然と調整できる。。。

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今日のNHKの『クローズアップ現代』で民主党の大塚耕平がしゃべっていたが、経済のことをなーんも判っていない。
マクロ経済の回復なくして最低賃金を引き上げたら、企業のコストが増すだけだ。「より高い賃金を得られる、より高い生産性の企業を増やすべき」ってーのは正論だが、そういう企業を増やす前に低生産性の企業への負担を増やし、倒産に追いやったらどうなるか、バカでもわかる。

このバカは、速水の円高歓迎論と同じことを言っている。強い円が長期的には好ましいのは当たり前だが、その強い円を実現するだけの高生産性の経済を実現することが必要だ。速水の円高歓迎論は円高がさきにありきで、経済を苦境に追い込んだ。それと同じ、このバカが言っていることは。日銀出身者というのは、幹部クラスも、こういうザコも、なんで表に出てくるのはトンデモ系ばっかなんだ?

こんなヤツが政調副会長で政策策定にかかわっているなんてのは、悪夢でしかない。

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それはさておき、民主党候補の選挙活動をちょっとだけ手伝ったけれど、初めての経験だった。
民主党の県会議員、市会議員が張り付きで指導・応援しているし、自治労・労組・郵政退職者といった組織の力なくして到底、民主党の選挙が成り立たないことがよくわかった。そして知名度を引き上げるための、チラシ配りや街宣活動がどうしても不可欠なのも実感した。マイクも握りましたよw
市会議員のひとが言っていたが、これからますます組織の闘いになるし、そして金がなければ選挙を戦えない。全くその通りだ。
民団にもチラシを送付していたが、まぎれもなく民主党の暗部でもあるだろう。

意外というか、当たり前なんだろうが、身体障害者のボランティアが多かったのが目についた。言うまでもなく、こういう人々も同じ人間で、健常者よりも目につく差異を持っているにすぎない。
民主党の議員自身が言っていたが、民主党が理念なき烏合の衆であることは本人たちがよく自覚している。だが、こういう身障者のひとびとに目を向け、人間としての多様性を見つめることができれば、未来に向けた理念を見つけることは十分に可能だろう。

ところが、、、次期首相たる鳩山由紀夫は理念というよりも思いつき、思い込みで生きているような人間だw
彼は、個別の政策を理解していないか、少なくとも深く考えたことはないのだろうと思う。
インド洋派遣といった政治的・外交的にナイーブな問題は、その難しさを理解していたら「派遣はします」「いや、止めます」と軽々には断言できないはずだ。東アジア通貨統合なんてのも同じ。思い込みから彼の思考は成り立っている、と思う。
だいたい、自分の秘書の行動も管理できないような奴が官僚を管理できるわけがないw

実は鳩山の演説も間近で聞く機会があったが、是非いちどは聞いてみるといい。どんなにつまらないことしか言えないかがよくわかるから。彼の話には具体性・リアリティがないし、リアリティに基づいたハートがない。

今回の選挙は、あくまでless worseを選んだにすぎない。選択肢が限られているからね。
んで、大塚や鳩山のようなバカに振り回される時期が近いうちにくるだろうことは覚悟しておきたい。
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by guranobi | 2009-09-02 23:08 | 金融政策