グラの相場見通し

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2009年 03月 28日

ベトナムに関する記事

RISK WATCHDOG: On The Ground In Ho Chi Minh City
興味深い指摘で、ベトナムは輸出のGDP比率が70%と高い一方で、個人消費もGDPの65%を占める(輸入もまた大きいのですね)。インドネシアやフィリピンも含め、内需比率が高い経済は今回の調整局面でも比較的堅調らしい。こういった国々は、アジアのラテン系とでも言うべきかw、アングロ・サクソン諸国に近い消費体質を持っているのだろうか?

ベトナムの脆弱な点として、財政赤字、簿外取引の横行、ドン下落、そして貧弱なインフラを挙げているが、なによりも日本、韓国、台湾などからの直接投資(FDI)が急速に縮小していることが大きい。

それでも彼はベトナムの将来に対して楽観的で、人口構成の若さ(人口の45%が25歳以下)、そして個人消費の基盤が整ってきていることに期待しているようだ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

国際資金フローについてはマンキュー先生がIMFの対策を紹介している。

What the IMF is up to
IMFはエマージング諸国への銀行融資やFDI、債券発行の落ち込みに対応すべく、G20などで合意されたようにFCL(lexible credit line)という貸出を積極化する。
FCLは審査前に無条件で行われる(It works on prequalification, with no conditionality.)。

どこまで実効性があるかは不明だが、ちょっと凄くないですか?

踏み上げ太郎さんは、先進国(日本を除く)の量的緩和によるインフレ圧力を指摘していて、新興国の債券がインフレや財政状況などから魅力的ではないかと指摘している。
いちカイきゃすと: 2009年3月21日
先進国のインフレが高まってくるのはもうちっと先だとは思うけれど、たぶん、ご指摘の通りじゃないかと思う。
だけど、資金の流入先は資源国というよりももう少し安心感のあるところじゃないかな?
ベトナムに安心感があるわけじゃないがw、ベトナムやタイのような個人消費主体の国が消費して、もちろん先進国の消費が回復して、そののちに資源価格が本格的に上昇するような気がするが。
もちろん、その前提として国際資金フローがある程度回復することが必要でしょう。。。

過去半年ほどの展開を見ると資源株よりもamazonやhk:1044などのほうが安定したパフォーマンスを見せてきたが、それと同じような展開になるような気がする。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

紺ガエルとの生活: 半年前に落ちた猫が跳ねる、それって生きてませんから。
これまでの慧眼は過去記事を見れば明らかですね。
ご指摘していらっしゃるように、米不動産価格が下落を続ける限り、そしてCMBXの崩壊がおさまらない限り欧米銀の問題は再発を繰り返す。

まだまだ、遠いよねー
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by guranobi | 2009-03-28 11:43 | ベトナム
2009年 03月 27日

REIT記念日

REIT支援へ官民基金 与党検討、郵貯マネーも活用

ぶっとびましたねー。しかし、それでも9月の水準は遠い。あと30%かよ。。。
Bloombergのグラフ
内訳をざっと見ると、減配が続いたレジ系と低質オフィスが爆騰したところが面白い。

記念になんか書こうかとも思ったが、こちらのブログを読んでお勉強。
ちぎっては投げ

・・・とりあえずは、信用不安と流動性懸念で売られてきたのならば、利回りを目当てにある程度の反発は続くと期待wしたい。ビルファンドなど良質オフィス系は分配金の水準が下がっているわけではないので。
我ながら、相場観ねぇーなー。てか、浅いよね。
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by guranobi | 2009-03-27 19:39 | REIT
2009年 03月 24日

嶋中先生、世界景気の底入れを示唆

嶋中雄二の景気サイクル最前線

景気先行指数はまだ底打ちしてはいない。
日本米国欧州

中国の経済対策効果、韓国などの通貨安効果、そして在庫調整の終了にともなう生産水準の引き上げ、などが主な要因か?それらの効果の持続性には疑問があるが、、、しかし、悲観のなかで確かな反発材料が見えたことで、相場の反発は力強く、持続力を持つのかもしれないな。
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by guranobi | 2009-03-24 09:02
2009年 03月 22日

みずほ総研の中国レポート

中国の動向もあまりフォローしていなかったので、みずほ総研のレポートでも確認してみるかと。
とりあえず、日本経済に関するこの提言はよくできている。
【緊急提言】内需再生に向けた経済対策を急げ

みずほ総研 中国レポート

ところが、、、このレポートを書いている鈴木貴元氏とはどういう人か興味があってググってみたら、あまり良い評判がない。残念ながら。
21世紀中国総研: 番 外     中国を読み解く本・毀誉褒貶
まー、みずほの中国関連レポートは良くできているし、仮に盗用疑惑が事実だとしても、それもまた情報収集能力の高さwということかも。。。
21世紀中国総研は普段から参考にさせてもらっているし、何よりもあの矢吹晋先生が発起人という由緒正しきところ。こういうところから目をつけられているのは、宜しくないですねー
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by guranobi | 2009-03-22 18:57 | 中国
2009年 03月 22日

中国の過剰生産能力の解消はまだ遠いよーっていうWSJの記事

WSJ: Stimulus Dilemma for China
興味深い記事。
中国のGDP成長は設備投資に過大に依存しているため、経済刺激策で需要を下支えすればするほどに過剰生産能力の解消が遅れるという指摘。

幾つか興味深い情報もあって、China's industry ministry(産業部?)によると不稼働設備はアルミで30%、セメント20%、板ガラスはなんと70%だそうな。段ボールもそうだろうなー。こうした状況を個別企業分析から予見していたカテキンさんには全く敬服する。

あと2007年施行の倒産法はほとんど適用されずに、中国政府はネゴによる解決と雇用維持を選好しているらしい。まぁ、そうかなーという印象はあったけど。
ビッグ3救済に傾く米国との類似性をWSJは指摘している。雇用維持に対する米中の姿勢は類似なのか相違なのかはデータを見てみないとなんともな。。。

粗鋼生産能力については、2008年末で生産能力6.5億トン、生産量5億トンで、政府は2011年までに2500万トンの削減しか計画していないらしい。
鉄鋼に関しては、こちらの記事も。
サーチナ: 中国の鋼材輸出激減 3月には純輸入国に
・・・ということで、鋼材価格が反転上昇したためか、中国の国内仕向けが急増しているらしい。が、過剰生産能力を抱えている以上、鋼材価格はまだまだ一本調子とはいかないだろうな。
東京製鉄岡山工場の鉄スクラップ購入価格(海上)
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by guranobi | 2009-03-22 18:37 | 中国
2009年 03月 22日

かんべえ先生の米国経済分析

溜池通信 March 19, 2009
米国は「みずからの失敗から学習する」という偉大な能力を持つといわれる。しかるに他人の失敗から学んだり、他国の忠告を受け入れたりすることが得意とは言えない。従って今回も、ある程度の回り道をした上で正しい答えにたどり着くのではないだろうか。
なるべくなら、米国の回り道が短く済むことを祈りたいものである。

なんの話かといえば、米国の再生には(日本の竹中プランのような)不良債権処理が不可欠だが、その実行までには時間がかかるだろう、というご指摘。

相変わらず鋭いし、論点が明確で分かりやすい。
米国は不良債権処理=政府の対応が依然として問題の中心ということで。CMBXの崩壊は続いているし。

同じく、溜池通信 Feb 20, 2009

ここで補助線として、明治維新以降、日本の輸出品目の第一位を挙げてみると、興味深いことにほぼ3 つの商品に集約できることができる。「貿易立国」日本を背負ってきたヒット商品は、意外なほどに「長寿」なのである。
(1)生 糸:1870 年代から1940 年代まで
(2)鉄 鋼:1950 年代から1970 年代まで
(3)自動車:1980 年代から2000 年代まで


言われてみれば確かに。かんべえ先生は溜池通信 Mar 6, 2009でも自動車産業の分析を行っている(このレポートでのEconomistの抄訳も面白い。米国政治の南部からCAへのシフトについて)。UAWの”レント(たかり)”が日本の自動車メーカーの高収益を生んだというご指摘はごもっとも。その伝で言えば、自動車メーカーからの税収や社会貢献を享受していた東海地方もまた、UAWのレントの恩恵を受けてきたとも言える。
また、タタ自動車の超格安車などは彼らが米国市場に基盤を持たないからできたことかも。

価格決定権がどこにあるか、という視点は経済でも個別銘柄でも重要だろう。ROEの高さの源泉が商品の価値にあるのか、レントに依存しているのか。意識しなければ。。。

ニューディール政策をどう評価するかで議論が左右に割れる。概して民主党系は「FDR は偉大な大統領であった」と考えるし、共和党系は「ニューディールは失敗だった」と総括している。今から考えると、これがイデオロギー対立への火を点けてしまったようだ。こんな風になってしまうと話は簡単で、「この景気刺激策が効けばオバマ大統領&民主党の勝ち」だが、「景気が良くならなかったら共和党の勝ち」である。その結果は、2010年11 月の中間選挙で出るだろう。

経済政策の行方次第で、中間選挙でオバマが追い詰められることに。。。その懸念がリアルになればなるほどに、AIG問題と同じ様なポピュリステト的対応をとって墓穴を掘る動きは続くかも?

どういった展開で米国版竹中プランが発動されることになるのだろう。。。
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by guranobi | 2009-03-22 03:54 | 米国
2009年 03月 20日

RIEIT 年金モデル

RIEIT: 長寿化が年金財政に与える影響

年金数理モデルとライフサイクル一般均衡モデルを併用した年金財政シミュレーション分析、なんだとか。

んー、詳しいことはよくわからんがw
年金支給年齢の引き上げが年金財政健全化に大きな効果を及ぼすだろうこと、このモデル分析と厚生労働省の前提の甘さを考慮すれば、年金支給年齢は69-70歳くらいに引き上げられるだろうことはわかった。

そして、各シナリオ分析のもとで、(団塊世代による)高齢化の進展によって、2020年ころにかけて実質金利を0.4%くらい引き上げるのかなー、と理解したんだが、違うかな?
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このレポートのツボの1つは、想定期間での平均実質金利(利回り)が同一であっても、世代変化の実質金利への影響を想定しなければならないこと、2035年ころまでは(団塊ジュニア世代の貯蓄率上昇、資本深化による資本の限界収益率の低下によって)実質金利が低い状況が続き、その結果、想定期間前半での年金基金の積み立てが不足する可能性があること、だろう。
なるほどー、な指摘。

あとで読み返そう。
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by guranobi | 2009-03-20 11:29 | 日本経済
2009年 03月 19日

中国、コカコーラの買収提案を認めず

asahi.com: 中国、コカ・コーラの買収案不承認 独禁法施行後初
WSJ: How China Rejected the Coke-Huiyuan Deal

中国の独禁法は昨年8月にできたものらしく、今回のは初の適用。
WSJの記事によれば、4年前のユノカル買収拒否が遠因との指摘も。

豪州では中国の資源株の買い漁りに対して反発が生じ、中国は米国からの投資に反発する。
民族主義的な排外傾向が強まり、この面でも国際投資フローは停滞する。
デフレだけじゃなく、排外主義、外資不信においても、世界は日本を追いかけているようだ。

ひとつの予想される流れは、対内投資の停滞→生産性・効率性の低下、低競争力な企業の残存→成長率の低下、、、
で、その状態が暫く続いて、「こりゃいかん」となって対外投資が再度活発化。。。
安易かなw
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by guranobi | 2009-03-19 22:09 | 中国
2009年 03月 19日

政策金融公庫 小企業月次動向調査

日本政策金融公庫 総合研究所: 全国小企業月次動向調査

景気の山谷に先行して動いている。いまさら気づいたw
株価に対する先行性もありそうだ。赤字は株価の底、青字は山。悪くないでしょ?

月次だし、これからも注目しておこう。
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by guranobi | 2009-03-19 11:33 | 日本経済
2009年 03月 19日

米国の論難に対する温家宝の反論

REUTER: 〔インサイト〕再燃する米中間の人民元摩擦、妥協点は現状維持=野村資本市場研 関氏

引用:
温家宝首相は、今回の金融危機の原因の1つが、増え続ける中国の外貨準備に象徴される世界経済の不均衡にあるという観点についても、誤りだと指摘している。具体的には、今回の金融危機の引き金は「ある経済体自身が、主として長期の双子の赤字と借金に頼って高消費を維持するという、深刻な不均衡に陥ったことにある」とした。
また、一部の金融機関に対しては「長期に有効な監督管理を行わなかったため、彼らは高いレバレッジをかけて投資し、巨額な利潤を獲得したが、いったんバブルが崩壊すると、世界はその災難にさらされることになった」と分析した。
(略)
オバマ政権になってから最初の「為替報告書」が4月に発表される予定である。
(引用おわり)

温家宝の言ってることは正しい。政治のトップがこのような正当な議論ができるところに、日中の彼我の差を感じる。まー、中国のトップというのは政治家というよりも、周恩来以来の官僚なのかもしれないが。。。

為替報告書にも注意。
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by guranobi | 2009-03-19 11:15 | 中国