2011年 06月 12日

米国 Flow of Funds, 11年1Q

米国のFlow of Funds(資金循環統計)が出ましたね。
どこぞのレポートでも紹介されているでしょうから、ごくごく簡単に。

FED: Flow of Funds Accounts of the U.S.

ホームエクイティローン(HEL)の可処分所得比の推移。HELは依然として安定的に減少しており、13-14年頃が調整の目安。
貯蓄率との関係については、別途、記事を書くと思います。たぶん。
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住宅価格(Case shiller)と、1世帯あたりのHEL残高を比較しても、やはり13年ころが調整終了の目安に。
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米国債保有の増加は当然ながらFEDが主役に。注目は家計が米国債の大幅な売り手となったこと。何かテクニカルな理由があるのかもしれないが、質への逃避の終焉と見るべきところ。
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家計は米国債の代わりに、MBSとエージェンシー債に回帰してきている。FEDはMBSの元本償還を国債に再投資しているため、MBSの保有残高は緩やかに減り続けている。暫くすれば(1-2四半期後?)海外勢もMBSに本格的に帰ってくるんじゃないか?ドル高とともに?
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ちなみに、FEDの資産構成の推移。
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FED: Monthly Report on Credit and Liquidity Programs and the Balance Sheet

モーゲージ債権の保有者。ABSの腐臭は半分ほど消えたところか?商業銀行はモーゲージ圧縮を継続。
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消費者信用の注目点は、学生ローンの増加。若年層の労働参加率の低下を金融面で支えている。なんか、政府プログラムが貢献しているんだろうな。わかんないけど。
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by guranobi | 2011-06-12 18:16 | 米国


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