2010年 12月 16日

11月FOMC後の米債金利の上昇

もちろん債券もど素人なので思いつきでしかないんだが、以前の記事でこう書いた。

中期ゾーンは実質金利も期待インフレも低すぎると思うので、ある程度評価される内容のQE2が出てくれば中期の金利が上昇しながらベア・フラットニングしていくんじゃないかと思うけど。

で、偶然にもそういうことが起きたようだw
11/3のFOMCから現在までの金利変化は、5年+97bp, 10年+82bp, 20年+61bp, 30年+45bpと中期ゾーンを中心にベアフラットしている。BEIは5年+18bp, 10年+5bp, 30年▲16bpとこちらもフラット化。
結局、2番底懸念、デフレ懸念が強すぎて中期ゾーンの実質金利が▲0.5%、BEIが+1.2%と低下しすぎていたレベルからの水準訂正が起き、それに引っ張られるように長期ゾーンも売られたのだと僕は解釈する。これまでのところはQE2の失敗と見るよりも、QE2に対する信認の表れだと思う。皮肉な話ではあるけど。
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QE2の真価が問われるのは行き過ぎた低金利の水準訂正が行われた後、すなわちこれからで、国債利回りで言えば長期金利がこれ以上上昇するのは好ましくない。短期も、QE2が少なくとも2年は維持されると考えれば、3-5年の金利水準はちと高めの印象。
前回、最後の利下げとなった2003年7月にも短期金利の上昇が見られた。たぶん、追加利下げを折り込み過ぎていたために起きた修正局面だと思うが、このときと同様に今回も水準訂正後にじわじわと短期金利も下がっていくんじゃないかな?カーブはこっから再び小幅のスティープ化に向かうんじゃないかと。
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また、国債利回りだけじゃなく、その他の資産の動向も重要。株価はモチロンのこと、社債、モーゲージ、地方債などの対国債スプレッドが潰れていくかどうかも大事。社債、モーゲージは11月FOMC後、あるいは8月ジャクソン・ホールの講演後、スプレッドが潰れてきている。だが、地方債は不穏な動き。。。
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by guranobi | 2010-12-16 00:37 | 米国


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