グラの相場見通し

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2010年 10月 25日

中国の対外FDI(走外去)・・・②

こんどは対外FDIを国別・産業別に見る。

最初に金額ベース。上段フロー、下段ストック。
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続いてウェイト。
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最初に言ったとおり香港への投資が2/3を占めているので全体像を把握するのは難しいが一定の傾向は伺える。
ウェイト別の中段の表はそれぞれの国/地域のなかでの産業別の比率なので、国/地域ごとの中国の投資姿勢の傾向が見える。ここで縦方向を見ると、
香港へのFDIはほぼ全体のFDIの傾向なのだが、サービス業、金融業、卸・小売業が大部分を占めている。
一方、EUや米国(美国)へのFDIは製造業への偏りが伺える。
オーストラリア(澳大利亚)への投資残高の実に86%は鉱業である。
ロシア(俄罗斯)への投資は幅広いが特色としては不動産、農林漁業、そして製造業、鉱業への偏りが伺える。公式統計でもこれだけ実物資産への投資が集中しているのだからロシアの心理的圧迫は日本の比ではないだろう。

ASEANへの投資も興味深く、電力、製造業への偏りが見える。

次に下段の表で、産業ごとに国/地域別の投資のウェイトを横方向に見る。
香港に集中しているのは、サービス業、卸・小売業、金融業、交通運輸、不動産、科学技術などであり、これらは香港から先を見なければなんともいえない。

鉱業はその他の地域に偏っているが、恐らくはアフリカだろう。
製造業、IT、建設、水利環境などは香港の他は、その他地域に偏りが見える。これは、日本、韓国と競合しない地域に先に進出しようとしているのだと思われる。たぶん、これが投資のポイントだと。

電力はASEANに集中している。

ん~、とりあえずは以上。だって、これ以上は公式資料からはわからんのです。
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by guranobi | 2010-10-25 02:45 | 中国


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